食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

60歳でも愛してる

 2回目の小田和正ライブへ。横浜アリーナのチケットを譲ってもらったので、仕事を定時で逃げ、横浜アリーナへ向かう。しかし、新横浜はほんとーーに不便な場所にある。そりゃ数年前まで住宅がちらほらあるだけだったってのもうなづける。まず駅の動線がおかしい。新幹線の駅として発達したにしても、日産スタジアム横浜アリーナというイベント施設が2つもあるのだから(本当はアイススケートリンクなんかもあるけど)もっと動きやすい動線を考えて欲しかった。帰りの電車も横浜の一駅手前である東神奈川止まりしかなく、しかも10分に1本程度。ホームには人があふれかえっていた。ちょっと高いけど、横浜駅に出るなら断然市営地下鉄が便利っぽい。


 で、小田和正だけど、最初登場したと同時に元気な歌を3曲くらい歌っていたとき、なんか声が安定してなくて下手に聞こえる?やーもう60歳だからなーしょうがないんだろうなー、引退近いのかなー。なんて思っていたら、あら不思議。しばらくするとCDまんまの透き通る声になってゆく。なにかと思ったら、以前どっかのインタビューで「コンサート前に発声練習するなんてエネルギーがもったいない。舞台に立ってから一生懸命歌うんだ」みたいな事を言っていた事を思い出した。つまり、最初の数曲がアップみたいなもんで、そのために声が安定しなかったのも仕方ないのかなと思う。お金をもらっているプロである以上、準備は万端にしろという話もあるかもしれないが、ファンたちはあまり気にしていないように見えた。


 2年前に武道館のコンサートに行ったが、その時よりも若いお客が増えたような気がする。前はなんだか母親くらいの年代の人がうじゃうじゃいたけど、今回は仕事帰りのカップルとか、なにものか知らないが若い男3人組とか、そういうのも結構いた。カップルの場合、ほとんどが女の子が好きなケースが多かったようだ。


 今回も走る走る。最初のトークで「己の席の悪さを呪い、理不尽さに憤ってる人もたくさんいると思いますが、私はただ一生懸命歌うだけであります」と言っていたがまさにそんな感じ。舞台がアリーナ席の最後列くらいまで行けるようになっているので、小田が近づくと客が動く動く。ウェーブみたいのがおきたりする。そして永遠の少女達は「おーだーさぁぁぁん!!かっこいいいぃぃぃ!」と叫んだりする。首都圏で一番モテモテの60代ではないかとちょっとうらやむ。そして首都圏で一番愛してるとか叫んでる60歳だろうなあと思う。イタリアなんかでは挨拶代わりに言ってそうだし、日本のどこかにはそんな変わったおっさんもいそうだから、とりあえず首都圏に限定してみたけど。イメージだ、イメージ。


 帰りはまた不便なJRでかえったのだけど、アリーナ帰りとおぼしき人たちが新幹線の改札に突入しまくっていたので、静岡辺りから来てる人も結構いるのかもしれない。東京方面にかえる人は横浜駅に出て乗り換えるより、新横浜から新幹線で帰った方がらくちんだけどコストパフォーマンスは悪いしなー。