食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

選挙演説

 アメリカ大統領はオバマに決まった。どこかのオバマ市というところが勝手に応援する会をつくったりとか、日本でも話題にずいぶんのぼった。「勝手に」と頭につけたところがエラいと思うがいかがだろう。

 日本でもあちこちで選挙を行っているらしく、AMラジオを間違えてつけちゃった時とかたまにお昼の選挙公約演説みたいのをやっていることがある。たまに聞いてみるとおもしろいのだけど、みんななんだか味気ない物が多い。というのも、「女性の働きやすい職場を作ります」とか「地元の中小企業が成長できる環境整備を行います」とか「こどもを安心して育てられる社会を作ります」とか、そのために何をするか?が5分のラジオ演説では出てこないのだ。絵に描いた餅みたいな社会像が次から次へと出てくる物の、方法論がないので現実味も無い。→ってことはまだだめか〜(ためいき) みたいな展開で、選挙には期待ができないな〜と、全然関係ない自治体の人間でありながら感想を思ってみたり。


 オバマの演説を私は知らないけど、マーチンルーサーキングJrなら知っている。中学生のときに英語学校のスピーチコンテストで暗唱させられ、自慢じゃないが準優勝くらいはしたんじゃなかったかしら。といっても、最初の

I have a dream, I have a dream.

しか覚えてなかったけど。彼の演説もまた夢を見ているが、そこには聞く人を共感させる何かがあった。一緒に夢を見て、がんばろう、と思わせられる力があった。宇都宮市女性候補者は「なんでこんな世の中になってしまったのか。私たちはこんなに一生懸命生きているのに、政治家は何をしているのか」と言っていたけど、この人が一番実感がこもって伝わってきたような気がする。だからといって彼女が当選するとは限らないと思うが、こういう人に世の中かえていって欲しいなあと思った。12,000円配られるより、残業をなくす方法を考えてもらった方が私は断然嬉しいんですけど。