食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

good morning, 09.

 元旦はぐだーーーーっとしたので、二日はちょっと散歩へ。そろそろ?コートが欲しいなあ(いい加減さむいし)、と思って銀座へ行ってみたものの、あ、これ欲しいな!と思ったやつはよく見たら「セール除外品」で、ちっと舌打ちをして帰ってきた。販売員とお友達になってしまえば社割でゲットだぐっふっふとか思うが、無理な妄想である。もう1月なんだからコート類は全部半額にするべきだ!と勝手な事を考えつつ、32,000円のコートって粗利どんくらいなんだろう?


 銀座に行く途中、なんだかものんすごい行列が目の前を通り過ぎるのでなにごとか?と思ったら一般参賀へ向かう人々であった。あのテレビでやってるやつだ。出がけにニュースで「今年は体調を考え、例年7回の参賀を5回として行われます」とキャスターが言っていた。なんやら若い人も結構いるなあ、行った事無いからちょっと入ってみっか、と思って列に加わってみる。行列になって待たなきゃいけないわけでもなさそうだし。


 一般参賀については河童が覗いたニッポンで読んだ事はある。俺は挙動不審じゃないから大丈夫だ。と、他に一人で来ている人がいることを確かめつつ入場。皇居警察が警備を担当しているようだが、警視庁とはちょっと制服が違うのかな。そう思ってみて見れば、気品漂うような?上着の裾の長さかカットが違うようで、またボディチェックや荷物検査の人も好感の持てる人が多い。しかし、検査は空港よりは厳しめか。


 実際に誘導に当たる制服を着た警官達と、その脇で通路の要所要所に立っているスーツ+コートの警官?達の2種類いて、スーツ+コートはいかにもエリートな雰囲気。みんなコートはロングで色は黒か濃いグレー。ここで自分が同僚だとして、ミーハーにベージュのコートなんて来たらめっちゃ怒られそう。入場してからは結構歩かされる。混雑率は通路に対して70〜80%くらいと若干余裕があったためか、立ち止まっての写真撮影は遠慮しろと言っている割に、特に強制はしていなかった。歩いている人はツアーで来ている人や外国人が結構目立つ。ツアーはどっから来ているんだろう。出口には「観光バスで来た方はこちら→」とまで表示してあったから、これで結構人数が稼げているもよう。


 入り口で「皇居参賀協力委員会」とか書いた帽子をかぶった人たちが振る用の旗を配っていたのを持っている人が多い。駅伝みたいに、最初に配りきっちゃって遅れてきた人はもらえないなんてことは午後イチの時点ではなく、十分量があるようだ。これは出口で回収するが、欲しければ持って帰ってもOK。


 ちょうど長和殿に到着した時には挨拶が始まっており、挨拶をし終えるとみんな一斉に旗を振る。ワイルドな眺めである。私は旗をもらってなかったので、写真を撮ったりしてみたが、いかんせん後ろの方だったので全然見えない。それよりも無数にはためく旗の方が興味深かった。隣に居たおばさんが「こっちから見えるわよ、ここいいわよ!」とやたらポジションを勧めてくれるので、別にもういいやって感じだったけどとりあえず撮りまくっといた。

 行きは良いけど、帰りは一斉に帰るので列が進まない。一応2方向から帰れるようにはなっているが、東京駅方面へ向かう人が圧倒的に多いみたい。坂道でおばあちゃんがこけたりしていた。危ない。入り口でも細かい砂利道の所でおばあちゃんがこけているのを数人見たので、歩きやすい靴で来た方が良いっぽい。確かに足を吸い込まれるようななめらかな砂利だったし。出口には皇居銘菓とかいって、菊最中とか皇居のかほり(和菓子)とか売っていたが、目の前で完売していた。ここに売店が出ているせいで、後ろが詰まって迷惑。場所を変えた方がいいなと思う。


 江戸城部分には一度入ったことがあるけど、今まで入った事の無い場所を歩けたのでおもしろかった。道路を境に高層ビル群と芝生がくっきりと別れているのを、芝生側から眺めるのはなかなか気持ちのよいものだ。こんなうちに住んでみるのもよいよなー。旅行に行って、たいがい昔の王様が住んでいた場所とかって観光地になっているけど、皇居が一番落ち着く雰囲気のような気がする。やっぱ自然がないとねー。