食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

ゆけゆけサンシンタイガース

 友人に誘われて、ミヤギマモルという人のサンシンライブへ。代官山なんてもはや10年ぶりくらいである。10年前には代官山アドレスもまだできてなくて、改札も歩道橋にのっかってるみたいなしょっぼい感じだったよなーとか言っていたら、あんた何歳だみたいな目で友人に見られた。一応、最近は新入社員ということもあり22歳くらいと言っている(年齢詐称)。


 サンシン弾きたいなーと言っていたら、たまたま二文の後輩と同じ授業を受けている社会人学生がミヤギマモルに三線を習っていて、今度東京でライブがあるからいらっしゃい、という事になったのである。なんでも言ってみるもんだ。さすれば道は開ける。三線とギターとバイオリンが組合わさった演奏が多かったが、バイオリンは語る語る。ギターは上手に引き立て役に回れるのだけど、バイオリンがなり始めると途端にストーリーが加わってくるのである。すげーバイオリン。控えめな三線にそれが調和してたかというとよくわかんないが、三線単体だとやはり2時間はもたないので、よいアンサンブルだったと思う。三線は、"歌"があって初めて生きるものだということにも気づいた。腹から声だし苦手だからなー、まいったな。中で「泡盛心中」という、ミヤギマモルの父親が作詞した歌が歌われていたが、これはよい歌だった。「泡盛以上の男がいるか〜、泡盛以上の女がいるか〜」「泡盛好きの男が好きだと言った。泡盛好きの女に言った。」みたいな歌詞がひたすら続くのだけど、「泡盛!愛!」という気持ちがぐんぐん伝わってきて、いたく感動したのだ。やっぱり、きれいに歌うということよりも、気持ちを込めて歌う事の大事さ。駆け出し歌手のドキュメンタリーで先輩が後輩に「歌詞の意味わかってんの?」みたいな説教があるのをテレビで見たりするけど、確かに大事だ。けど、近頃のJ-POPで気持ちが伝わってくる歌ってどんくらいあんだろう。


 ミヤギマモルにサンシンを提供しているのがサンシンタイガース阪神タイガースファンだから、サンシンタイガースらしい。まあいいけどさ。価格帯も15,000円〜らしく、手の届く範囲。ギターより小振りだし、音は素朴でいい。外国に行って日本の音楽が披露できる手段が欲しかったので、ぜひやりたいな。HPでは、続かない性格なら本革のジャイアン三線50,000円のを勧めている。自転車と一緒で、やっぱりお金を出した方が愛着がわくからね。でもジャイアン三線って、野球?