食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

Hotel Rwanda

 三谷幸喜のホテルの映画が確かおもしろいって誰か言ってたよなー、でもどこにあるのかなあと思ってレンタル屋をうろついていた時に見つけた1本。三谷幸喜とは全然系統が違うものの、これも確かいい映画だと誰かに聞いたような?というわけでレンタル。このレンタル屋は全ソフトが190円で、新作が2泊3日、旧作は7泊8日という単純システム。帰す期間で悩む必要がない。ただし延滞料は300円だから油断はならぬ。Hotel Rwandaは当然旧作なので7泊借りられるけど、うっかりすると帰し忘れるんだよな1週間て。


 映画の内容は、その名の通りルワンダだ。一貫して、ルワンダ紛争のつじつまの合わない感じを表しているように思った。同じ民族なのにとか、でもちょっと違いもあるらしいけど、とか。身分証明書にツチ族なのかフツ族なのかスタンプを押されているのは驚いた。ちょっとしたことでごまかせる違いであるようだけど、決定的に違うんだなという感じ。100日間で約100万人が虐殺されたというのだから想像が難しい。映画の中ではそれこそ恐ろしい世界が広がっていた。地獄絵図だ。現地にいる国連軍の想いに反して、撤退を命ぜられる隊長。外資系ホテルのネットワークを利用して状況を変えようとする知恵。アフリカは必要ないと切り捨てようとする先進国。報道されるニュースの持つ無力さ。などなど、色々な要素を通して伝えようとしてくる。


 とてもショッキングではあるが、そう時間も経ってないちょっと昔にこんな恐ろしい事が起こっていたのかと、見ておくべき1本かも。

 主題歌の
If America, is the United States of America,
Then why can't Africa be the United States of Africa?

And if England, is the United Kingdom,
Then why can't Africa unite all the kingdoms
and become United Kingdom of Africa?
という詩がけっこうきた。