浅田家
コスプレというのは、結構楽しいと思うから、こないだやった高校の同窓会でも「制服を着てくること」というのをやってみた。最初はなんだかんだ言われたけど、結構みんな楽しんでるじゃないか！と思った次第で、この浅田家はその究極かもしれない。家族でコスプレ！
地点観測というのもおもしろくて、例えば新宿副都心の５０年前の姿なんて写真と現在が比較されるとふむふむとか思う訳だけど、それには、未来が予測できないとある任意の地点を継続的に記録してゆくという根気強さが求められる。自分の家の向かいになるなんの変哲もないねぎ畑付近の写真を、毎年１枚撮り続けることなんて普通の人なら考えない。結果を求めかどうかという点で違うかもしれないけど、それでもコスプレというテーマに執着して家族で写真を撮り続けるというのは非常に粘り強さが必要かと思われる。そもそもコスプレがテーマかどうかは疑問だし、そもそもそんな言葉は説明文には一言も出てこなかったけど。要は私の表現の仕方なんだけど。でも、その根気強さとか執着を感じさせないあっけらかんとしたおもしろさが、ある。ところどころにたんなる家族の仲良し写真があったりして、ああ、いいなあとつい思う。
撮影にあたって無償で協力してくれた三重県のみなさんありがとう、と作者の言葉があったけど、東京だったらこんなにいろんなシチュエーションで写真がとれなかったんじゃないかなー。病院の屋上とか消防車とか、いろいろうだうだ言われそうだ。
とかいって可能性を試しもせずに切り捨てることはしたくないからー。もっと好奇心をもって生きよう。
ということを考えた１日だった。
コニカミノルタプラザは無料だし場所もよいので新宿に行ったついでにぜひ。
もうひとつ見てみたい写真展はこれ。
聖地巡礼＠東京都写真美術館
