食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

ホテピタル構想

 日本の病院はくらくて色気がなくて好きじゃない。以前盲腸になった友人の見舞いで板橋の某大学病院に行ったのだけど、なんかパルスモニターみたいな機械が部屋ごとの前にずらりと並んでいてものものしいし、蛍光灯もなんか薄暗くて元気が出ない。そりゃあ健康じゃないから入院しているんだろうけど、いかにも「病気です」って感じの空気がどよーんと漂っている。友人を訪ねてそんな長い間居なかったけど、出てきた頃には私がぐったり。


 病は気からという言葉がある。気持ちが負けてしまえば病気にやられる。ということは、病人こそ楽しく明るく、夢の持てる場所で過ごすべきではないか。じゃあそんな楽しそうな所はどこか?そう、リゾートホテルである。中庭にはプールがあって、デッキチェアでパイナップルジュース飲んで、2階建てくらいの低く横に広がるホテル棟はゆったり。ヤシの木に囲まれている。入院している間って暇だというけれど、こういう環境ならいくら暇でもプールサイドで本でも読んでれば元気になるだろう。見舞いにきた子どもはプールで遊んでればいい。それを眺めるじいさん。いい絵になるのお。

 どうせ1泊1万とか払わされるなら、こういうところで治療したいなあ。鳥がさえずり緑に囲まれ、猿がいるようなリゾートで。おしゃれでわくわくする気持ちで過ごせば、悪い病気だってちょっと出にくい雰囲気かもしれないじゃない。病気ってそんな一面もあるように思いたい。どうしても費用が高くつくにしても、そんな生活にお金を払う金持ちも居そうだ。ホテピタル、つくりたい。