食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

大阪 なんば 瀬戸内海 part2

 二日目はいよいよ会社の同期と再会。だがブラックな我が社は会う予定の二人とも土曜日なのに夜まで仕事。決して裏金がバレて忙しくなったとかではなく、昔からそうなんである。近所の工事現場だって土曜日も休日もたいてい工事しているっしょ。小池徹平がやってたブラック会社で働いているのだが俺はもうだめかもしれないとかなんとかっていう映画を見て、本当のブラックはどんなもんなのか比べてみたかった。


 で昼間は暇になってしまったのでいざ四国じゃ!と思ったけど結構遠い&日帰りにしては交通費がかかりすぎるというわけで、無難に淡路島にしておいた。(本当は時刻表調べないで昼頃ふらりとバスターミナルに行ったらもうバスは日帰りの時間じゃなくなっていたというわけ。)淡路島もあまり調べていなかったが電車で30分くらい乗って神戸に行って、そこから船に乗れば着くらしい。降りる駅は明石駅。JRは高いので、三宮という所まで私鉄で行き、そこからJRに乗り換える。三宮といえば、以前フェリーで上海へ行く時にモノレールみたいなのに乗り換えた駅である。けど、降りても全然見覚えのある景色はなかった。だって、乗り換えしかしてないからな。


 明石駅からフェリー乗り場までは徒歩で10分くらい。たこ船というのと、ジェノヴァラインという蟹工船とクルーズみたいなネーミングの差。携帯で見たらたこ船の方だけ時間が調べられたのでそちらへ行く事に。乗船料は往復+温泉入浴付きで980円。途中魚市場みたいな所を横目で見つつフナ乗り場へ急ぐ。この魚市場はたこがそのへんを歩いていたりするらしい。俺が通った時にはいなかったけど。


 たこ船はバイクや乗用車も運べる渡し船。トルコの渡し船を思い出す感じ。瀬戸大橋はすぐそこにあるけれど、こっちの方が安いのかな。マクドナルド買った親子とかが乗っている。


瀬戸大橋明石海峡大橋はさすがの大迫力。よく山とかにある吊り橋ってワイヤーで木の板を吊っていて歩くとぐらぐらするけど、これも同じ要領なのだろう。ということは、原理的には木の板より強度のある鉄骨を使っているとしても、どうしてかこんなに長い距離をたった2つの支点で支えられるのだろう?ギリギリの強度をクリアする構造計算は大変なんだろうなー。作ってみたけど、がっしゃーん!なんてクビが飛ぶくらいじゃすまないしっ。下から見ると、車が走る鉄骨部分は結構きゃしゃに見える。


土木萌え!


瀬戸大橋明石海峡大橋の根本はこんなにでっかいコンクリの固まりだった。


で、島を結構散歩したのだけどほっとんど人がいなかった。栄えているのはもっと内陸であるらしく、そこへは車のない私が用意にアクセスする手段が見当たらない。本当は水仙畑が満開でものすごくいいらしいよ!と聞いていたのだがそこまで行けなかった。ので素直に温泉に入って露天から瀬戸大橋を眺めてのんびり。いや、温泉じゃなかったかも。ただの風呂っぽかった。でも帰り道はぽかぽかである。車も少ないし人も少ないし、静かで落ち着く島だった。いいわあ。


 大阪に戻り懐かしの同期と再会。大阪も栄えているポイント同士がそこそこ離れているようで、あちこちにタクシーで移動した。結構めんどくさいな。福岡がいかに便利でよくできた街かなんとなく分かるような気がした。

 ちなみに、大阪もタクシーは会社によって初乗りが500〜660円くらい。610円くらいが多かったような気がする。安いタクシーが全然珍しくない感じである。あちこちでドンキも顔負けのハデ看板スーパーがあった。爆発的に安いというのをネットで見た事があったので「あれ知ってる!」と言ったら、運転手さんに「主婦の間では"調味料以外買わない店"ってことになってまんねん。生もの買うたらあきまへん。私らも2、3度は痛い目にあってまんねん。」みたいなこと言われた。それだけ安いってことらしい。こわっ。



 にわか関西人達に案内されたお陰で色々な場所に行ってフル満喫して飲んだくれた二日間。

 土地の思い出は、場所ではなく出会った人間で決まる。とか。


 ちなみに今回はANAの出張パックで行った。ら、往復飛行機(ほとんどの時間帯で追加料金なし)+なぜかツインにアップグレードされたシティホテル1泊朝食付きで21,000円だった。のぞみの往復より安いわい!国内線なら15分前に手荷物検査を終えればいいし、荷物が少なければ結構便利かもしれない。こんくらいの値段ならまた来たいなーと思う愉しさであった。




ちなみに数年前のトルコ・イスタンブール渡し船はこんな感じ。船上でチャイとか飲める。