食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

メトロポリタンシティ ムンバイ

 ファーストクラスゴージャス旅行の終点は、ムンバイセントラル。ムンバイには路線の違う大きな終点駅が3つほどあり、ここがその1つ。世界遺産として有名なのはCSTという駅。ここの乗降車数は300〜350万というから、新宿や渋谷と肩を並べるほどである。確かに、夕方のラッシュ時に訪れたらうごめく人の波って感じであった。でも天井が高くて開放的。


 ムンバイは、暑い!蒸し暑い!オートリキシャがいない!タクシーはメーターを使ってくれて感激!ホテルかびくさい。洗濯物が二日経っても乾かない。飯が高い。といったところだろうか。とにかくビルが多いし、人も多いし、バスも比較的ドアがついてるし、平均的インド頭で考えるとびっくりするぐらい都会である。観光客も結構多くて、特にインド門周辺にはものすごい数のインド人観光客がいる。みんな食事をしたり船に乗ってエレファンタ島に行ったり、タージホテルの写真を撮ったりしている。エレファンタ島に行く船の乗り場では珍しくインド人が一列に行列を作っていた。


 ホテルはわがままインド人実業家に「そんな安いホテルがあるなんて!」と言われてびびって行ったのだが、ちゃんとあったー。タージホテルが数年前にテロで爆破されたのは覚えている人がいると思うけど、その裏にレオポルドカフェといって、占領時代の名残を残す古いカフェがある。そこも実は爆破されたのだが、そのすぐ隣にある安宿である。予約した時点でRs.600/head。ムンバイで友人が合流し三人になったのでRs1800でACとバスルーム付きだ。最初に通された部屋がかびくさくて窓がなくてぶーぶー言っていたら、ちゃんと窓付きでかびくさくない部屋もあった。なぜかここでも、建物に入ったとたん「Hi! Subash?」と言われ名指しで歓迎を受ける。まあ、確かに他にお客がまだいない感じだったけど。

 ご飯は、とりあえず定番のレオポルドカフェへ。たっかい!少ない!ここは酒を飲む所だねー、というわけで、飯には向かないことが分かった。毎回ここに来る訳にも行かないし、食べ物的な満足度は低かったのでガイドを見ながら次はどこにしようかなーなどと考える。てゆっか、暑すぎて昼間は外に出る気がしないため、ずっと昼寝かガイドブック見るか新聞見るかテレビ見るかくらいしかする事が無いのだ。

 Prince of Wales Museumは外国人の入場料がべらぼうに高い。けど、色んな地域の美術品が展示してあるのでまあまあ楽しい。けど暑いので体力を奪われ全部見る気力はなかった。オーディオガイドが無料で、日本語の声が妙にかっこよかった。たまにギャグとか言う。友人がたまたま持っていた昔の大学学生証を見せてみたが、笑ってハネられていた。駐在さん?らしき人が家族を呼び寄せた感じの日本人もちょくちょく見かけた。


 スラムドッグミリオネアを見た人なら覚えがあるかもしれないが、ムンバイには世界最大の洗濯場がある。命の洗濯とかではなく、いわゆる洗濯だ。洗濯を職業とする人たちが高い塀に囲まれたエリアに住みながら、割り当てられている水槽でひたすら洗濯をするという場所。色んなホテルのシーツとか、従業員のユニフォームとか、ワイシャツとか、とにかく色んなものが洗われている。例のごとく暑くて動く気がしなかったのだが、重い腰を上げたのが昼前。普通洗濯って午前中じゃね?という推理が的中し、たどり着いた昼頃にはもう洗濯をしている人はほとんどいなかった。けど、真っ白なワイシャツが何十枚も干してあるような景色はすがすがしい。中にはたくさん働いて稼いだのか?洗濯するブロックにでっかい業務用洗濯機を置いてあってそこに洗濯物を投入するだけの人もいた。あの人は手作業で洗う必要はもうなくなっちゃったのだろうか。この塀の中って入れるのかなーと思って回り込んでみたが、ゲートはあるのだけど「この土地はなんちゃら社の所有物であり、勝手に立ち入ったり写真を撮ったりすると法により罰せられます」とちっちゃく書いてあった。カモンカモン!!と手招きするあやしいインド人はいたが、金とられそうだし見た目が怪しいので無視。ちょっと先にあった別の入り口から覗いてみようとしたら「no entry」と英語が話せないおっさんに言われたので退散した。カーストカーストというと、負のイメージが強いけど、ここはそれを強く感じる事はなかった。暑い。チャイ飲んだらRs.10とられた。ぼったくりだ!と言いつつ、暑い土地でのあまーいチャイはこの上ない癒しである。


ムンバイ名物タクシー、正面から見るとインド人の顔みたいだと友人が言っていた

レオポルドカフェは外人だらけ。まあ雰囲気はいいのかもしれないけどー。べつにまた来たいという感じでもなかった。最近古いものに対してロマンを感じないからだろうか。

タージホテル前で記念写真を撮るインド人観光客。デジカメを持っていない人々のために、ニコンのデジタル一眼を持ったインド人カメラマンがうろうろしている。自分で買ったものとは思えないので、おそらく配給されているのだろう。つまり、出来高制のバイトと考える事ができる。たくさんカメラマンがいるので、差別化が難しい。

こんなところで活躍するポータブル写真プリンター。日本で売ってても、誰が買うんや?と思っていたが、こんなところで役に立っていた。首から下げて持ち歩けるもんね!

インド門前で親族一同で食事をするご一行様。おじさんいい笑顔。

エレファンタ島に行く船に乗るため、インド人が一列に並んでる!割り込みされないように密着!

しめたて!フレッシュチキン。バンガロールでもこうやって売っている所はあったが、一応しめる場面は壁の向こうでやっていた。ムンバイでは超オープンである。初めて見た。

これが世界遺産CST駅。旧名でビクトリアターミナスとも言う。外から見るとえきぞちっくだが、地下通路に潜ると新橋っぽかったりもするカオティックな駅。

チケット売り場。天井高い!あまり割り込む人がいない!デリーより発展している証拠である。笑

世界最大の洗濯場。ゴービーガート。

今日は注文が多かったのか、まだ洗濯している人もいた。すがすがしい。

郊外に行くためにちゃんと電車が整備されているのがムンバイの特徴。ヨコ幅が広い。つり革の数もはんばない。