食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

学生よ、スーツを脱げ

 今は夜間の電力は余っているし、昼間は暑いけど朝晩は涼しいから過ごしやすくいいんだけど、夏はどうなるんだろうね〜というのは東京電力関内に住んでいれば共通の話題かと思う。ヤフーニュースでも就活生はリクルートスーツで大変みたいなのが書いてあった。企業も必ずしもスーツは必要ではないと呼びかけているにもかかわらず99%の学生はリクルートスーツ上着着用で望むらしいのだ。


 で、私は考える。自分が就活生だったらどうするかなと。(気持ちだけはまだまだ学生みたいなもんなんで)

 私自身が就活をしていた時はインド帰国後で、時すでに5月。昨年の10月頃から活動している学生には半年以上の遅れを取り、情報戦でも遅れを取っている。では、彼らと違うアプローチをとるべきだろう。自分が入社することでブレークスルーできますよ!というアピールをしてみよう!と思ったのだ。私が経営者であれば、10人の採用枠があるとして8人は常識もあって人並みの能力がありそうな人物。残り2人はもしかしたら空気に馴染めず辞めちゃうかもしれないけど、ちょっとおもしろいことを考えそうな人物。をとってみようと思う。95%の人間が8人の枠を狙うとすれば、5%の人間で2人の枠を狙った方が、確率論的に有利だというものである。(だいぶ極論)


 つまり言いたいのは、99%の学生がリクルートスーツを着続けるこの夏の就職活動において、クールビズで挑むことは他者より一歩抜きん出るチャンスですよ!ということだ。折しも企業の方から「クールビズで来てください」と言っているのだ。逆立ちしたって非常識なことをしている訳ではない。面接官も人間であり、状況から判断すればクールビズで参加することは理解の範囲内。むしろ、慣例にこだわりこちらの意図を理解しようとせずに保身のためにスーツを着続ける学生は、かえってつまらない人間だと感じられる可能性だってある。私が面接官なら、あえて少数派になっても、クールビズで参加する勇気を買うと思う。昔からの習慣と、今現在の状況を総合的に判断し、ちょっと今と違うことに取り組む勇気は仕事の決断において、結構重要なファクターなはずなのだ。

 私の友人達のほぼ半数くらいは既に転職を経験している。ステップアップをした人もいれば、ステップダウンした人も多い。新卒でどの会社に入社するかというのは人生においてとても大事な要素だと思う。でも、人生あとからあとから(自分にとって)巨大な決断のタイミングというのはあとからあとからやってくるものなのである。会社は間違いなくその一つだろう。ちょっとした勇気で他者より光り、より自分の話を聞いてもらうためのクールビズ。個人的にはお勧めである。(が、このブログに書かれているものを参考に採用を勝ち取った!という話は聞いて喜びますが、失敗に対しての一切の責任は負えません。)