知られざるインド その3 クリケット
日本でモテスポーツといえば
1位:サッカー
2位:野球
3位:カバディ
だと思うけど、インドではノンノンノン!日本では黄金律ともいえるこのランキングがなんと
1位:クリケット
2位:クリケット
3位:おにごっこ (意味なく韻を踏む)
になってしまうのだ。私が住んでいたのはちょっと郊外だからだいぶ住宅地になったとはいえ微妙に空き地がある。するとそこには必ずと言っていいほど暇そうな若者がたむろってクリケットをしているのだ。私はそんなに詳しくないけど、スタジアムも野球みたいな感じだし、バットも野球バットをぺちゃんこにしたみたいのだし、投げられてきたボールをバットで打つのもおんなじ。でも、微妙に違うのはボールを打ってから走る方向。ヒット!したらそっこーピッチャー方面に走り、ピッチャーにたどり着いたらまたバッターボックスに戻り、そしてまたピッチャーに向かって走り… をボールが帰ってくるまで繰り返すらしい。あんま見ていておもしろくないので、ちゃんと見た事無いのでよく知らないんだけどさ。
でもカバディはインドの国技です。なんて説明の時にはよく言うんだけど、クリケットの国民的スポーツ具合を目の当たりにしたらこっぱずかしくって「カバディやってます」なんて言えないな〜と思うくらいである。最近の大学生なんかは「バスケやろうぜ!」ってノリだけど(大学にバスケコートがあるから)。
そんなわけで、ナイキのCMもちょっと違くてクリケットでした!というお話。インドの慢性的な渋滞やそれをいやがるインド人とか、今のインドを自虐的に表したCMが増えてきて、開き直りできる明るさみたいなものを感じて楽しい。
ちなみにwikipediaで検索してみたら、「紳士のスポーツ」と呼ばれているらしい。それは試合中にティータイムがあるからとのこと。確かにジャージをパンツに入れちゃうのはださいんだけど、ピッチャーがカウボーイハットみたいのかぶってたりしてなんか浮かれてる感じもあるしなー。あれは紳士の風格でしたか。イギリス人っぽい。