食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

インドの成長(ローカル的視点で)

新聞やらで、経済的な成長に着いては日々知る事ができる。中国が日本を超えるなんて話は現実で、もはや世界的脅威だし、インドはさらに速いスピードで所得が増加し、経済大国になりつつある。けど、では街中では何が起こっているのか?こればっかりは、新聞の特派員コラムで読むか、実際に行ってみるしかない。別にそれを見に行こうと思った訳じゃないんだけど、デリーに着いた時点で驚く事が非常に多かったのでまずは記録的に。一緒に言った友人は「カルチャーショックだわー」を連発していた。これが超大国の首都なのかと。


 1:デリー国際空港到着

 以前のデリー空港はすさまじく汚く、トイレは詰まって、入国審査は10カウンターくらいしかないために長蛇の列。すぐそこに見えるイミグレーションを通過するために2時間くらい待っていたような気がする。それが夜中の22時とかだからもうげんなり。現在もフライトの時間は大きく変わらないものの、カウンターの数はめちゃめちゃ増えたしきれい。インド人専用レーンはかなり混雑していたけど、外国人レーンはほとんど待ち時間が無かった。そしてイミグレーションを通過すると、なぜかまた免税店。
 空港にはいくつもATMがあるし、スタバみたいなコーヒーショップにはアングロサクソンがむらがっている。どんだけコーヒー好きなんだこいつら。両替屋はなぜかトーマスクックだけになっていた。makemytripのホテル予約ブースもあるけど、インターネットで一般人が見るのと同じサイト見て適当に選んでるだけだった。で、ガイドブックを見てアグラのホテルを予約するべく電話するも、軒並みつながらない。後から聞いたら、たぶん停電。50回くらいかけ続けてやっとつながったホテルにとりあえず予約したっつう行き当たりばったりな感じ。やっぱり日本人たるもの予約くらいしてかなくっちゃね!


 で、デリー空港の外に出た私たち。空港が新しくなっているため、4年前とかのガイドブックを持ち歩いている二人には右も左も分からない。以前の空港では乗り合いバス(貨物車)で一人50ルピーだったんだが。そんなボロいバンはどこにも見当たらない。プリペイドタクシーを聞いて見ると、ニューデリー駅迄600ルピー。とりあえずオートっていう看板があったからそちらをあたってみることに。しかし!外に出るとタクシーしかいないやんけ!オートは1台も見えない。また、シャトルバスの看板は、ターミナル間のシャトルバスだったので無意味。次に見つけたのはメトロの看板。おっついにメトロで行けるんだ!さすがBRICS!で看板の指差す方に。見た感じあきらかに工事中である。けど、メトロこっち?と片言のヒンディー語で聞くと、工事のおっさんなどはそうだそうだ、この先だよみたいな感じで指差してくる。乗客っぽい人はおらず、工事関係者しかいない。ご安全に!の世界に迷い込んだ異国人。みんなじろじろ見てくる。で、結局まだ全線開通しておらずデリー中心部には行けないというのが改札手前で分かった。それでも一部区間は運行しているらしい。電気工事とかしてんのに。さて、どうするかなー。と思った所で、地上に出ると赤いバスが目の前に。駆け寄ると「ニューデリーステーション!」ですって!ハッピー!値段は一人100ルピーに跳ね上がっていたが、以前に比べたらとても乗り心地の良いしっかりしたバスなのでOK。超眠い。

こんな工事中の中、メトロを探して歩き回った。


 2:ニューデリー駅がほんとにニューになっていた。 
 なんか駅がピカピカになっとる!と思いつつ近づくと、以前のような怪しい客引きが皆無。誰も声かけてこない。むしろ寂しいくらいである。誰かが「ツーリストカウンターは2階だお」とか教えてくれる!インドじゃないみたいである。驚くべきは、列車の発車案内が電光表示になっていた!以前はパタパタ式の看板だったのに。ツーリストブリュー(外国人、および外国在住のインド人専用の列車予約オフィス。ここで予約をすると「外国人専用枠」で確保してある座席のきっぷを買う事ができる。一般枠がいっぱいでも、ここで予約すると意外と席が取れたりする。事前にネットで座席状況は確認できる。でも、予約はここじゃなきゃできない)のカウンターは増設され、なんかみんなきびきびとしている。列の並び方はなんか変だけど、まあ並んでいれば飛ばされる事は無いし。心休まるひととき。HISのバッジをつけた日本語ペラペラのインド人が、日本人大学生みたいな旅行客をアテンドしてきっぷを買っていた。HISは最近デリーに進出して、インドの中流層をターゲットに営業を開始したらしい。

おニューなニューデリー

 ちなみに、実際の列車予約に重宝したのは「cleartrip」というサイト。実はindian railwayでもチケットの予約を以前はできたのだが、2010年11月現在ではできない。グーグル先生によるとインド国外で発行されたクレジットカードは受け付けないという説が有力であった。その後、飛行機のネット予約も海外発行のクレジットだと出発が迫っていると受け付けてくれない会社があることが分かった(Indian Airlinesなど)。しかし、cleartripはネット販売の旅行会社なので、そういう制限無く自分のクレジットカードで直前でも安心してチケットを購入できる。いや、安心かは分かんないけど少なくともスムーズには。上乗せ手数料もRs.20とかだし、キャンセルしても手数料はほとんどかからず処理も迅速。一度キャンセルする電車があったのだが、翌日にはクレジット返金処理が完了しましたみたいなメールが来てた。ニューデリー駅は16くらいプラットフォームがあり、はじからはじまでは意外に時間がかかるので早めに駅に到着しているのが吉であろう。私たちの場合、ニューデリー駅の敷地に足を踏み入れたのが既に発車5分前。プラットフォームは2。今いるのは16。というわけで、ごった返す連絡橋を荷物背負って早歩き!着いた!間に合った!車両見つかった!席に知らないおっさんが寝てる!起こしたら、半分こでいいじゃんみたいな顔された!が、1時間後、まだ動かない。2時間後、まだ動かない。さらに30分後、ちょっと動いてまた止まった。。。。なんなの運転士。

まさかの電光表示