食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

バスを使いこなそう!!

mokich2006-08-26


 バンガロールに住むにあたって、市バスは生活と切っても切り離せない必需品。この乗り方をマスターしないならば、毎日オートリキシャーを使うか、動かなくて住む中心部に住むしかないでしょう。っていうか、だいたいの人はバイクを持ってるみたいだけど。こっちはバイクも車もマニュアル(バイクならギア変速式?)ばかり。昔カブ
に乗ってた事があるからそれはいいんだが、免許でマニュアルをとったもののもうオートマばかりだから運転の仕方忘れてしまったよ。しかも道路事情はかなり悪いから怖くて運転できたもんじゃない。小回りの利くはずのバイクでさえかなりヒヤリの連続。

 さて、先日書いたバス乗りの上級編。

 まずバスに乗るまでだけど、朝夕のラッシュは路線によってはかなり激しい。テレビなんかでドアから乗客がはみだしたり屋根にまでのったりってあそこまでじゃないけど似たような状況である。バス後半部の男ゾーンは大抵激混みで、案の定人がはみ出しているのが100メートル先からでもはっきりと分かるくらい。なぜなら、正面から見てバスが大きく右に傾いて走行しているからである。傾斜度って何度くらいなのかわからないけど、バスの中央部に乗ってても「あ、今日は結構傾いてるねー」と分かるくらい。そのくらいなので、乗る時はもう戦争である。大抵バスストップは信号の先にあるんだけど、赤信号でバスが止まっていた場合、バスが動き出さないうちに信号の向こう側まで行ってバスに乗ってしまわないと、バスはいちいちまた止まってくれたりしませんよー。

 さらに、人があふれるくらい乗っていた場合、降りる客を待っているような悠長な気持ちではだめである。最後の人が見えたらもう足がタラップにかけられている位の意気込みでお願いしたい。その時に、他の大学生くらいの若者がおしのけて先に乗ろうとするのに負けてはいけない。どうしてもやばそうな時はとりあえず片手片足を人込みに突っ込み、片手はパイプかドアにひっかけ、片足はタラップになんとか乗せよう。次の停留所でいくらか人が降りてくれれば今度は中に入り込めるはずである。

 日本の電車でも同じ状況だが、ドア付近はどうしても混み合う。乗り込んでからバス後半部に行くと結構すいてて暑苦しくなかったりすることも多々ある。ただし、リスクが伴う事を忘れずに。自分の降りる停留所に着くまでの間にバスが激混みになったりすると、ドアにたどり着く前に自分の停留所をとっくに過ぎちゃって「あ〜れ〜」って事になりえるからだ。だから、自分の降りる場所が近付いたらなるべく早めにドア付近をマークしよう。

 次に、始発駅からバスに乗る場合。

 昼間であればバスは次から次にくるので、バスが来た途端に駆け込めば少なくとも座席は確保できるだろう。ただしこの場合でもまだ止まってないバスに多数のタフガイ達がくらいつくのでいかに隙を狙って第一歩をゲットするかが重要である。

 では、無事乗り込めて座席が選べる状況にあるとする。ここにも多少の思考が必要だ。バスの行き先が分かりにくいためドア付近の窓側座席はよく行き先を聞かれる。不案内なうちは窓側に座らない方が無難だろう。そしてこの時間にこの路線は混みそうだと分かっている場合、ドア付近に座席を確保した方がベター。いちいち不安になる必要がない。また、雨が降りそうな場合は窓側を避けた方が良い。なぜなら。窓がなかったり、閉まらなかったりする事が多いから。昨日はちょうどそうだったがバスに乗ってるうちに雨が降って来て、窓側に座っていてしかも窓が閉まらなかった私はズボンがびしょびしょになってしまった。

 でも最終的には、「バス停で降りられなくてもまた引き返せばイーや」「ズボン濡れちゃったけどどうせ帰って寝るだけだし、別にいーや」くらいの余裕さを持つ事が、バンガロールで快適な市バスライフを送る秘訣であろう。

 <おまけ>

 バンガロール市バス会社(通称BMTC)は全線乗り放題のバス定期を相次いで値上げ。使うバスの種類によって3種類の定期があるのだけど、私が買っているのは一番高いやつ。普通のバスは水色と白のぼろバスだけど、たまーに路線によって見かける丸の内シャトルみたいなバスなんかは料金が高く、それに乗る人は一番高い定期を持っていなければいけないらしいのだ。私はこのバスに乗った事ないけどいちいちこのバスは定期使って平気かな?とか考えるのはごめんなので一番高いのを使っている。
 先月までは1ヶ月475ルピーだったのが今月は500ルピーに。しかも9月からは530ルピーになるという。いちよー段階的とはいえ、かなり急激だな。インドの物価からすれば結構高い買い物なのでちょっと懐も痛む所である。ちなみに1日パスは今の所25ルピーで継続。

 そして昨日初めて「LADIES SPECIAL」とか書いてあるピンク色の女性専用バスを見つけてしまった。ちょっと過保護じゃないの。