食べ物とか旅行とか

東京在住 アラサー社会人の備忘録です。

英語が読める!!

 この4か月ほどひきこもりの生活をインドでも続けていたおかげで、気が付いたら英語が結構簡単に読めるようになっていた。会話はむしろ全然だけどね。だってここはインドだもの〜。バンガロールカンナダ語だもの〜。まあ、世界のどこにいったって片言でも生きていけるんだから(知り合いのトルコに住む日本人は「トルコ語なんて話す気ないわよ〜覚えられないわあはははは!」ほぼ日本語オンリーでもう10年以上暮らしている)これ以上望むこともないっか!なんて思っているわけで、相変わらず聞き取りにくい授業も一区切り。よくがんばったぜ俺ってことで、インドで4か月目にして初めて、窓ガラスのついてる、入り口にドアがある、エアコンの効いてるレストラン行っちゃった!すげー気楽な気持ちで行ったのにドアをあけてびっくり!ちょーネクタイのお兄さんがお出迎え。なんか客層もおしとやかだなー。Tシャツじゃなくてよかった。ほっ。とか思ったのも束の間、このたぐいの店に1人で来る客なんてあんまいないらしく浮き浮きしまくり。日本のランチだったらレストラン行っても結構いるけどねー1人飯。
 メニューを見る限り、どうやら夜と同じらしいので「昼飯にはどれがいい?」って聞いたら「牛肉が好きならニューヨークステーキかボストンスペシャルだね」って言われた。どっちもアメリカンかよ!と思ったけど「じゃあボストン」。何が違うのかわからんもん。
 いやー肉、うまいっす。手のひらくらいの薄い肉が2枚!ゆでた野菜にマッシュポテトも付いてるし、米が苦手な私はもちろんガーリックトーストで。1人で浮いてるとかそんなの関係なくひたすらもぐもぐ。やはり人間には動物性油もあった方が自然でいいね!ヒンドゥーの国インドでは基本的に牛は神聖だし、そのへんにのっそのっそ歩いてるし、だいたいのインド人は牛は食べないけど、町中には一通りチキン、羊、牛、豚などの肉屋は揃っている。結婚式なんかの時はいろんな宗教の人が混ざるからチキンか羊の炊き込みご飯(ブリヤーニ)と、ベジタリアン用の野菜のなんかが出されるのがスタンダード。豚肉を食べないのはムスリムだけではなく、キリスト教でもヒンドゥー教でも好まれないらしい。ま、私が一番好きなのは豚肉ですから。豚肉って10段階くらいの等級に分かれてるんだよーだからなんとかかんとかって大学にいた社会人学生(生協勤務)が教えてくれたなあ。
 ちなみに、インドの肉屋はどの種類の肉屋でも皮をはがれた肉の固まりが軒先にぶらさがっていて、「1キロちょうだい」って言うとそこからザクザクでっかい包丁っていうかほとんどなぎなたみたいなやつで切り取って売ってくれる。チキン屋では入り口に鳥かごに入ったにわとりがコケッコしているんだけど、たまにそこから1羽、また1羽と取り出されているのを見かけたりするとなんか切なくなって「ああこの感情。これぞきっと昭和のあれに違いない。」とか思う。朝方には自転車のハンドル両サイド、荷台の両サイドにあしをくくってそれぞれ10羽くらいにまとめた鶏たちが逆さ吊りになって運ばれているのを見かけたりする。見てるだけで脳溢血になりそう。
 なにわともあれ、英語も読めてステーキも食べれて幸せ〜っていう強引な締めくくりで…。バンガロールへお越しの際はどうぞステーキ屋Shezanへお立ち寄りくださいまし。500円でこれだけ楽しめればもう言うことなし!!ガイドブックにも載ってます。ほかにもカニ料理の店とかあるらしい。ちなみにオートリキシャを待たせておくほどでもなく、10分も歩けば大通りでいくらでもオートをつかまえられます。